県がまとめた東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴う10月1日現在の子ども(18歳未満)の避難状況で、県内を含む避難者数は2万7617人だった。前回調査の4月1日現在に比べ1531人減った。
市町村ごとの避難者数は【表】の通り。県外への避難が最も多いのは福島市の2597人。前回調査に比べ403人減った。次いで南相馬市が2513人(前回比348人減)、郡山市が2377人(同185人減)となっている。
平成24年4月以降の避難者数の推移は【グラフ】の通り。県外避難は減少傾向が続いている。除染に伴う空間放射線量の減少、県内の放射線量に関する正確な情報の周知などが背景にあるとみられる。
ただ、長引く避難生活で、経済的理由などから帰還せざるを得ない人もいるとみられ、県は「帰還した人の支援にも力を入れたい」としている。
(カテゴリー:福島第一原発事故)