東京電力は28日、福島第一原発3号機の使用済み核燃料プールに監視用水中カメラ(重さ約5・5キロ)を誤って落としたと発表した。東電は「燃料損傷などの影響はない」としている。
東電によると、28日午前11時5分ごろ、監視用の水中カメラを遠隔操作で引き上げたところ、ケーブルが切れ、数メートルの高さからプールに落下した。ケーブルを巻き上げ過ぎたことが原因。巻き上げ過ぎを制御する安全装置も作動しなかったという。プール内の大型がれき撤去に向けた準備作業中だった。
3号機の燃料プールには、使用済み514体、未使用52体の計566体の燃料が保管されている。
(カテゴリー:福島第一原発事故)