東日本大震災

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小名浜のブイ、ハワイに 津波で流失後、漂着 震災教育で保存、展示へ

小名浜港から米ハワイ州カウアイ郡に流れ着いた大型のブイ

 東日本大震災の津波で流失したとみられる、いわき市の小名浜港に設置されていた国土交通省小名浜港湾事務所が管理していた大型のブイが、同市と友好協定を結んでいる米ハワイ州カウアイ郡に漂着しているのが見つかった。現地の行政や民間団体などは、友好のシンボルとし震災教育に役立てようと保存に向けた活動を展開している。震災発生からほぼ3年の来年3月前後に展示を始める計画だ。
 ブイは全長約4・5メートルで、海面に浮かんで航路を示す標識だった。米海軍が今年1月18日、カウアイ島西海岸に流れ着いていたのを発見した。ブイに記された日本語を調べた結果、同市からの漂流物と分かったという。官民一体で保存の機運が高まり、地元ロータリークラブを中心に募金活動が始まった。島西海岸のショッピングモール「ポートアレン マリーナセンター」の敷地内に展示する。洋上の漂着物の処分は沿岸の国や自治体が実施するのが一般的となっている。
 いわき市とカウアイ郡は平成23年9月、観光・文化・スポーツ分野の交流促進に関する友好協定を調印した。カウアイはフラダンス発祥の地とされており、協定締結前から市民レベルの交流を続けている。同市のいわきハワイ交流協会(鈴木常雄会長)と常磐興産(井上直美社長)は行政や民間団体などに対し、訪問団の結成などを働き掛ける方針。

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