東日本大震災

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野菜など壊さず線量検査 郡山の直売所実験始める

箱に入ったニンジンの放射性物質を測る職員

 郡山市喜久田町の農産物直売所「ベレッシュ」は20日までに、野菜や果物をミンチ状に刻まずに放射性物質を測定する非破壊検査の実証実験に乗り出した。検査対象はニンジンやコマツナ、リンゴなど6品目。実現すれば、迅速な全量検査が可能となり、検査した野菜をそのまま消費者に届けられる。
 古河機械金属(本社・東京)と富士通(同)の協力で実施している。古河機械金属は岩手県で魚用の非破壊放射線測定器の実証実験を行っており、その技術を野菜に応用した。「GAGGシンチレータ」と呼ばれる装置を使い、1品目当たり約5分で測定できる。実験は3月まで行い、機械を調整してさらに検査品目を増やす予定。
 バーコードやICチップ入りのカードを使い、測定したデータを簡単に管理できるシステムづくりも進めている。同直売所の武田博之本部長は「生産者が自分でデータを管理できれば、自信を持って消費者に提供できる。本県の農業の復興につながる」と話している。

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