福島県相馬市が新設する市復興交流支援センターの建設工事は4日、同市の相馬光陽サッカー場で始まった。
センターは木造平屋約630平方メートルで控室5部屋や救護・保健室、更衣室、シャワー室などを備える。工期は8月末まで。10月ごろの運用開始を目指す。事業費は約2億8400万円の見込みで、国の復興交付金を活用する。
センターは災害発生時、周辺のスポーツ施設利用者や工業団地の企業関係者らの一時避難先となる。
安全祈願祭が現地で行われ、関係者約40人が参加した。神事では立谷秀清市長らがくわ入れし、玉串をささげて工事の無事を祈った。
立谷市長は「復興拠点の一つとなる。災害への備えを整える一方で、スポーツを通した交流人口の拡大に役立て、地域の復興を進めていきたい」とあいさつした。
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