環境省が福島市の堀河町終末処理場に設置した「下水汚泥減容化施設」は、3月末までとしていた運転期間を約半年間延長する見通しとなった。10月ごろまで稼働する。処理している下水汚泥の含水量が多く、乾燥処理に時間がかかっているため。
減容化施設は1キロ当たり8000ベクレルを超える汚泥約4万4千トンを処理する計画で、昨年4月に運転を開始した。同省と市は8、9の両日、地元住民への説明会を開き、運転期間延長について説明する。
処理後、施設は撤去される予定だったが、同省と市は施設の有効活用に向け協議を始めた。
(カテゴリー:福島第一原発事故)