福島医大は東京電力福島第一原発事故からの復興に向けた先端医療、県民健康管理調査、放射線医学の研究、開発を進める拠点「ふくしま国際医療科学センター」を敷地内に整備する。
A〜D棟まで4つの建物を建設する。延べ床面積は約4万平方メートル。「放射線医学県民健康管理センター」「先端臨床研究センター」「先端診療部門」「医療・産業トランスレーショナルリサーチセンター」「教育・人材育成部門」の5機能を持つ。
A棟には新規治療薬や医療機器などの開発支援を担う医療・産業トランスレーショナルリサーチセンターを整備し、B棟には放射線医学総合研究所(放医研)との共同研究や環境中の放射性物質の推移を研究・分析する機能を持たせる。C棟には放射性薬剤製造を担う部門、D棟には、災害医療・救命救急センターを配置し、原発事故での不測の事態を考慮し、被ばく患者専用入り口を整える。甲状腺センターなどの外来部門、県民健康管理センターの各部門も設ける。
(カテゴリー:震災から3年)