伊達市の保原高の生徒は16日、東京電力福島第一原発事故の影響で飯舘村民が避難している市内の伊達東仮設住宅を訪れ、劇やギター演奏などで住民と交流した。
東日本大震災で損壊した校舎のがれきに花を描き、被災者にプレゼントする活動を続ける同校の「がれきに花を咲かせようプロジェクト」事業の一環。生徒と住民合わせて約50人が参加した。
生徒は劇、ギターの弾き語り、美術部が作ったカルタなどを用意し、住民を楽しませた。昼食の豚汁を一緒に食べ、生活の様子や古里の思い出を聞いた。
仮設住宅で一人で暮らす目黒晴子さん(87)は「孫のような子と話すことができて、元気をもらった」と笑顔を見せた。
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