いわき市漁協の試験操業で初のイシカワシラウオ漁が17日、市内の沿岸部で始まった。いわき沖でのシラウオ漁は3年ぶりとなり、漁港は活気づいた。
市漁協所属の3隻が同日午前、市内久之浜町の久之浜漁港に約7キロを水揚げした。漁港内では刺し網から魚を落とす作業などが行われた。放射性物質サンプル検査で安全を確認し、市内に出荷された。
3年ぶりに出漁した第18不動丸船長の小口清さん(77)は「海に出られて満足。試験操業で水揚げを続ける。安全性への理解が広がれば、風評は減る」と意欲を見せた。
相馬双葉漁協は今月5日から、相双地区の沿岸部でシラウオ漁の試験操業を実施している。
いわき市漁協の試験操業はこれまで沖合で実施しており、沿岸部では初めてとなる。4月末まで週1、2回程度実施する。
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