東日本大震災

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岩手舞台の映画上映 復興に考え深める 喜多方・柳津

岩手での震災をテーマにした「ひとつ」の上映会

 東日本大震災で被災した岩手県を舞台にした自主制作映画「ひとつ」の上映会は22日、喜多方市のFMきたかたライブスペースと柳津町の花ホテル滝のやで開かれた。盛岡市と周辺市町村の住民が手作りした作品を通じ、観客は復興について考えを深めた。
 岩手の社会人映画製作サークルや専門学校の学生有志、盛岡広域8市町村などが、震災を記憶にとどめようと平成24年に製作した。
 岩手県内陸と沿岸被災地出身の青年2人が、復興支援を通じて出会い、立場の違いから思いをぶつけ、分かり合い、やがて心をひとつにして音楽を作り上げる物語となっている。主人公の青年の一人は会津若松市出身で震災当時、岩手大の学生だった菅野創一朗さん(25)が務めた。
 作品には震災と向き合う現地の人たちが出演し、裏方を務めた。
 滝のやでは上映後、菅野さんやエフエム岩手勤務の高橋政彦監督(49)、盛岡市職員の加藤勝プロデューサー(45)らが観客と懇談した。菅野さんは現在は盛岡市内で復興支援に携わっていることを報告した。高橋監督は「震災から3年が経過するが岩手沿岸部の復興はほとんど進んでいない。福島は原発事故があり、さらに厳しい状況だ」などと語った。
 作品は岩手県内外45カ所で上映され、今後も輪を広げる見込み。加藤プロデューサーは「震災を風化させず、一人一人ができることを考えるきっかにしてもらいたい」と思いを込めていた。
 「ひとつ」上映の問い合わせは盛岡市総務部危機管理課 電話019(603)8031へ。

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