東日本大震災

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津波被害の豊間中校舎を「震災遺構」に いわき市が保存検討

津波被害を受けた豊間中。震災後、校庭にがれきが集められた=平成23年8月28日

 いわき市は、東日本大震災で津波被害を受けた市内の豊間中について後世に震災の教訓を伝える「震災遺構」として残す検討に入った。29日、市内の沼ノ内公民館で開かれた「海まち・とよま市民会議」のグランドデザイン報告会で方針を示した。今後、住民から意見を聞きながら保存するかどうか最終決定する。県は「津波被害を受けたが、取り壊さずに保存することは技術的に可能」としている。
 市の震災復興土地区画整理事業で同校の敷地には防災緑地が整備される予定となっている。これに伴い、同校は豊間小に連結する形での新築・移転が計画されている。
 これに対して、地元住民でつくる海まち・とよま市民会議が同校を防災教育の拠点として保存するよう県や市に申し入れていた。市民会議の要望を受けて県が保存の可能性を探る現地調査を実施。防災緑地などの機能を損なわずに震災遺構として活用することも技術的に可能と判断した。
 豊間中は津波の直撃を受けて現在、豊間小の校舎で授業をしている。

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