東京電力の数土(すど)文夫会長は2日、就任あいさつで大熊町など4市町の役場を訪れ、本県の復興に向けた決意を語った。
このうち、会津若松市の大熊町役場会津若松出張所では同日、渡辺利綱町長と懇談した。数土会長は「6月ごろまでに福島復興本社にベテラン社員500人を投入し、賠償のスピードアップに努める」と述べた。
渡辺町長は「原発事故の完全収束を最優先に取り組んでほしい。町民の生活支援や賠償に誠意ある対応をお願いしたい」と求めた。
数土会長は同日、郡山市の富岡町役場郡山事務所で宮本皓一町長、川俣町中央公民館で古川道郎町長、南相馬市役所で桜井勝延市長らと懇談した。4日までの3日間で12市町村を訪問する予定。
(カテゴリー:福島第一原発事故)