広野町は町内に住む90人を抽出し、個人線量を計測する取り組みを月内にも始める。農家や公務員、主婦など、さまざまな職業の人を選び、行動記録とその間の個人線量計の実測値を分析する。
町によると、対象者に個人線量計を配布するとともに、日記を付けてもらう。どこで何をしたときに被ばく線量が高かったかなど、線量と行動パターンの関係を把握する。
町は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後、全町避難した。平成23年9月に緊急時避難準備区域が解除され、24年3月に町役場機能を戻し、本格的な除染を開始した。
町民は5月14日現在、5146人で、帰町を届け出た人は1530人(29・7%)となっている。
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