東日本大震災アーカイブ

福島の主婦ら提訴へ 東電に精神的賠償求める

 福島市の主婦らでつくる「中通りに生きるみんなの会」は東京電力を相手取り、1人当たり100万円の精神的損害賠償を求めて来年3月を目標に福島地裁に提訴する。同会代表の平井ふみ子さん(福島市)と野村吉太郎弁護士らが4日、県庁で記者会見し、概要を説明した。
 同会は今年3月に発足した。目標原告数は100人。現在、50人程度が提訴に賛同しているという。原告となる賛同者は、東京電力福島第一原発事故が与えた精神的被害、福島に対する思いを陳述書にまとめ、裁判所に提出する。
 平井さんは「原発事故から3年以上が経過したが、今でも低線量被ばくに苦しむ県民は少なくない。賛同者を集めていきたい」と話している。

カテゴリー:福島第一原発事故