東日本大震災アーカイブ

福島市特産品で初のスイーツコンテスト メニュー公募し商品化へ

 福島市は今年、初のスイーツコンテストを実施する。市内産の果物を使ったメニューを公募し、フランス料理界の重鎮・中村勝宏氏が審査する。入賞作品は中村氏の監修で、市内の飲食店で商品化を目指す。
 5日に開会した6月定例市議会で、小林香市長が明らかにした。
 東京電力福島第一原発事故を受けた農産物の風評を払拭(ふっしょく)し、観光振興や果実の消費拡大につなげるのが狙い。
 市と中村氏が現在、開催時期や募集方法などの詳細を詰めている。使用する果実はリンゴかナシにする方向。小林市長は「『くだもの王国ふくしま』の新たな魅力創出につなげたい」と意欲を示した。