南相馬市立総合病院は今月下旬から、乳児の内部被ばく検査ができるホールボディーカウンター「BABY SCAN(ベビースキャン)」の運用を開始する。県内で同機器を導入するのは、平田村のひらた中央病院と、いわき市の常磐病院に続いて3カ所目。
ベビースキャンは従来のホールボディーカウンターと異なり、横になった状態で検査を受けることができるため、立ち上がることができない乳児も容易に検査できる。
生後6カ月から6歳までの市内在住の子どもと、東日本大震災後に市外に避難したり、一時的に市内に居住したりした子どもの検査も実施する。対象は合わせて約3千人に上る。
機器の導入費用は約9500万円で、震災復興特別交付金が充てられた。
(カテゴリー:福島第一原発事故)