ライオンズクラブ(LC)国際協会332複合地区(東北)主催の2014YCE(ユースキャンプ&エクスチェンジ)サミットin福島は1日、郡山市のホテル華の湯で開かれ、東京電力福島第一原発事故による風評の払拭(ふっしょく)や復興への取り組みについて考えた。
海外から高校生や大学生を受け入れるLC国際協会YCEサマーキャンプ事業で、今年は本県が受け入れる予定だったが、原発の汚染水問題などを理由に海外のLCが本県への派遣を見送ったことを受け、代替事業として企画した。東北地方のLC会員約120人が参加した。
元衆院副議長で会津若松葵LC会長の渡部恒三氏が「福島県の未来について」と題して基調講演した。引き続き、渡部氏、橋本和典福島心の復興支援協議会事務局長、佐々木光幸LC国際協会332複合地区YCE実行委員長ら8人のパネリストが「YCEの風評被害を含めた現状把握(国際社会への情報発信)と復興へのライオンズクラブ活動とは」のテーマで意見交換した。
パネリストや会場の出席者から「震災関連死の問題が注目されており、避難者の心のケアに力を入れる必要がある」「福島の現状を国際会議などで世界に発信することが重要」などの意見が出た。
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