東日本大震災

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第2次復興計画作り開始 富岡町、公募の策定委員を委嘱

斉藤副町長から委嘱状を受ける藤田さん(右)

 東京電力福島第一原発事故に伴い全町避難が続く富岡町は9日、第2次災害復興計画策定委員会を発足させ、公募で選んだ一般町民30人を委員に委嘱した。町民を交えた復興計画作りが始まった。
 第1回全体会議を9、10の両日、郡山市の町役場桑野分室で開いている。9日の会議初日の冒頭、斉藤紀明副町長が「町の羅針盤として重要な計画。新たに町をどうつくっていくかを打ち出してほしい」とあいさつし、町民代表の委員一人一人に委嘱状を手渡した。
 引き続きワークショップに入り、町職員の委員26人と一緒に、避難者として抱えている悩み、問題について少人数の班に分かれて自由に意見を交わした。住民の住居確保や、放射線量の推移、農業の再生、個人の選択の自由など幅広いテーマが挙げられた。10日も引き続き話し合い、計画に盛り込む内容に関して複数の協議項目ごとの部会を編成する。
 策定委員会は今後、部会ごとの検討や全体会議を重ね、来年3月までに復興計画の素案を作り、同6月の完成を目指す。町民代表の委員の一人で、給食会社役員の藤田大さん(44)=いわき市に避難=は「『富岡は負けん』という精神でよい計画を作りたい」と話していた。
 第1次計画は平成24年9月の策定。第2次計画は、その後の避難区域の再編など状況の変化に応じてあらためて作る。帰還後のまちづくりの指針となるほか、当面帰還できない町民への対応を盛り込む方向だ。

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