お盆を迎えた13日、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の被災地で墓参りをする人たちの姿が見られた。 原発事故で全域が避難区域となっている南相馬市小高区の吉名地区の墓地にも住民が避難先から訪れた。同市鹿島区の借り上げ住宅で暮らす田中敏雄さん(74)と妻恵美子さん(71)は、仙台市から帰省した長女陽子さん(42)と共に先祖の墓に花を手向けて線香を上げ、「みんな無事に過ごしています。これからも見守っていてください」と静かに手を合わせた。
(2014/08/14 11:29)