東日本大震災アーカイブ

住民帰還33% 都路の旧避難指示解除準備区域

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難指示が解除された、田村市都路町の旧避難指示解除準備区域(第一原発から半径20キロ圏)に帰還した住民は、8月末現在で47世帯117人となり、前回調査時点(5月23日)の34世帯81人から13世帯36人増えた。帰還率は10%上昇した。9月1日時点の住民登録者(113世帯354人)の33・1%に当たる。
 冨塚宥●市長が8日、9月定例議会で宗像公一議員(政友会)の代表質問に答えた。
 市は都路町の全12行政区を対象に区長の協力を得て帰還状況を調べており、数値を公表するのは二回目。都路町全体の帰還者は642世帯1520人で、住民登録者(936世帯2720人)の55・9%だった。
 また、都路町の小中学校3校に自宅から通っている児童生徒は夏休み明けの8月25日時点で73人となった。市内の仮校舎から戻り、本校で教育活動を再開した4月時点の61人から12人増えた。

※●は「日」ヘンに「景」