東日本大震災アーカイブ

防災や復興支援で連携協力 福島高専と東北大研究所覚書交わす

 福島高専と東北大災害科学国際研究所は8日、防災・減災の推進、復興支援を目的に連携・協力する覚書を取り交わした。福島高専と同大の連携協力に関する覚書は初めて。
 覚書の調印式は同日、仙台市の同大大学院工学研究科青葉記念会館で行われた。福島高専の中村隆行校長が「教育や研究の分野で協力し復興に取り組んでいきたい」と述べ、同大災害科学国際研究所の今村文彦所長があいさつした。
 覚書により、人材育成や人材交流、保有する施設・設備の相互利用などを行う。福島高専の学生が東北大で短期間勉強したり、卒業後に同大で研究を続けたりする取り組みを想定している。地域の防災や復興に関する共同研究も予定している。