東日本大震災

「震災から3年6カ月」アーカイブ

  • Check

関連死深刻さ増す 1753人、社会問題に 東電相手に賠償訴訟も

 震災と原発事故による避難生活の長期化で体調を崩し、命を落とす被災者が増えている。県内の市町村で震災(原発事故)関連死と認定された死者数は7日現在、1753人。震災、津波で亡くなった「直接死」の1603人を上回っている。増加の一途をたどる関連死は、社会問題となっている。

 市町村別の関連死数は、南相馬市が最多の458人。浪江町が333人、富岡町が250人、いわき市が128人となっている。

 本県、岩手、宮城の被災3県の死者数(死亡届などを含む)のうち、関連死が占める割合は岩手、宮城両県が約8%にとどまっているのに対し、本県は約55%と突出して高い。

 先が見通せない避難生活で将来を悲観し、自殺に至るケースもある。内閣府によると、県内の震災関連の自殺者は統計を取り始めた平成23年6月から今年7月までに56人。岩手県の30人、宮城県の37人を大きく上回っている。

 また、被災者が「原発事故と自死(自殺)」の因果関係を主張し、東電を相手に損害賠償を求める訴訟が起きた。福島地裁では、避難後に自殺した川俣町の女性=当時(58)=の遺族が約9100万円の損害賠償を求めて提訴。同地裁は8月26日、東電に約4900万円の支払いを命じる判決を下した。東電は控訴を見送った。

カテゴリー:震災から3年6カ月

「震災から3年6カ月」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧