東日本大震災

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震災後初神楽を奉納 小高の愛宕武勇神社で保存会

避難先から住民が集まって奉納された神楽

 秋の特例宿泊が始まった南相馬市小高区の愛宕武勇神社で13日、地元の小屋木神楽保存会による神楽の奉納が行われた。同神社での神楽の奉納は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後初めて。
 同神社は春と夏に例大祭を行ってきたが、震災で鳥居や石畳などが損壊し、住民も避難したため神事が中断していた。7月に修繕を終えたことから関係者が神楽奉納の準備を進めてきた。
 この日は氏子総代や秋の特例宿泊で自宅に戻った住民約40人が足を運んだ。小高区の益多嶺神社の田代公啓宮司が神事を行った後、保存会のメンバーが懐かしい笛と太鼓の音色を響かせ、獅子舞を披露した。
 保存会の末芳治さん(63)は「避難先がバラバラでメンバーを集めるのに苦労した。練習は十分ではなかったが、体が舞や音色を覚えていた」と話した。氏子総代長の太田隆章さん(74)は「この鎮守の森を土台に地域が再生することを願っている」と語った。

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