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新増設の高性能ALPS公開 東電福島第一原発

 東京電力は16日、福島第一原発で汚染水処理を加速するために新増設した多核種除去設備(ALPS)や、原子炉・タービン建屋周囲の「サブドレン」と呼ばれる井戸からくみ上げた地下水の浄化設備などを報道陣に公開した。
 ALPSは汚染水からトリチウム以外の62種の放射性物質を除去できる装置。東電は、3系統で1日当たり約750トン処理する既設型と同規模の「増設ALPS」と、一系統で1日約500トン処理できる「高性能ALPS」を建設。増設ALPSは3系統で試運転を開始している。既設型で発生したトラブルへの対処を反映しているという。
 高性能ALPSは汚染水の前処理の工程を改善することで廃棄物量を大幅に低減できる。16日で原子力規制委員会の検査が終わり、近く試運転を開始する。3施設合計の処理能力は1日約2000トンとなる。
 サブドレンからくみ上げた地下水の浄化設備は、1日約1200トンの処理能力がある。8月からの試験で約1000トンを処理し、外部のタンクに貯蔵している。東電は浄化した水を海に放出する方針で漁業関係者に説明を進めている。
 汚染水がタンクから漏えいした際などのリスクを低減するため設置したモバイル型のストロンチウム除去装置も公開した。
 東電は構内にある約約36万トンの高濃度汚染水を今年度内に処理することを目指している。第一原発の小野明所長は「必要な設備が形になってきた。とにかく早くしようと思っている」と話した。

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