東日本大震災

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希望の音色 響き渡る 全盲の黄さん(台湾)、光南高で演奏

軽やかにピアノ演奏を披露する黄さん

 全盲のピアニスト黄裕翔(ホアン・ユィシアン)さん(27)=台湾=は27日、矢吹町の光南高を訪れ、コンサートを開いた。「将来の目標や希望をかなえるまで困難があっても諦めず、前に進んで」と生徒にエールを送った。
 東日本大震災の被災地支援のコンサートを各地で開く黄さんは、昨年12月に続いての来県。3年生全員と2年生の一部の合わせて約250人が参加した。黄さんが生徒からの質問に「目が見えなくても、ピアノの音を聞き分けるのは楽しい。演奏中は作曲家の生活などを想像している」などと答えた。さらに「以前、台湾で大地震が起きた時、日本から支援を受けた。今回は皆さんと一緒に頑張りたい」と語った。
 黄さんが出演した台湾映画「光にふれる」のテーマ音楽や「エリーゼのために」などをメドレーで披露した。軽やかに響き渡るピアノの音色に、生徒は耳を澄ませて聞き入っていた。
 コンサートは、映像を通して被災地の風評払拭(ふっしょく)などを目指す復興支援メディア隊(本部・神奈川県鎌倉市)が三井物産、ワールド・ハイビジョン・チャンネルとともに取り組む「未来への教科書~ForOurChildren~」出前授業プロジェクトの一環。復興をテーマに、将来を担う高校生や子どもたちに「生きる力」を育んでもらう。同プロジェクトとしては光南高が全国で最初の会場となった。

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