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未使用の井戸から流入 第一原発地下水のセシウム濃度上昇

 東京電力福島第一原発の建屋周辺にある井戸「サブドレン」の地下水から高濃度の放射性セシウムが検出された原因について、東電は29日、復旧できず未使用の別の井戸から配管を通じてセシウムが流れ込んだとの考えを明らかにした。同日、福島市で開かれた県漁協組合長会で説明した。
 高濃度の放射性セシウムは2号機原子炉建屋山側のサブドレン2カ所で検出された。これらの井戸は原発事故発生後、高線量でがれきが堆積しているため、復旧できない未使用の3つの井戸と地下の配管でつながっている。
 東電は降雨などの影響で、未使用の井戸にたまっていたセシウムが移り、一時、最高で1リットル当たり46万ベクレルまで急上昇したと分析。今後、未使用の井戸との間にある配管内を埋め立てるなどし、サブドレンへのセシウム流入を防ぐ。
 東電はサブドレンでくみ上げた地下水を浄化後、海に流す計画。11月上旬には、計画に用いる装置の健全性を確認する「系統運転試験」を終える予定。試験結果や計画の明確な運用内容などをまとめ、県漁協組合長会に示す。野崎哲県漁連会長は「東電との協議を踏まえ、各地区漁協で2回目の説明会開催を検討する」としている。
 県漁協組合長会では、マダコとヒメエゾボラ、モスソガイの3魚種を11月から、新たにかご漁による試験操業の対象魚種に加えることを正式に決めた。
 マダコを対象魚種に加えた底引き網漁の実施なども決定した。

カテゴリー:福島第一原発事故

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