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広野町「道の駅」整備へ 防災、復興の拠点に

6号国道沿いの道の駅整備予定地

 広野町は、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を教訓に、ヘリポートなどを完備した防災拠点となる道の駅を整備する。同町折木のいわき市との境界に近い6号国道沿いに約10ヘクタールの用地を確保、平成29年度内の完成を目指す。町は復興のシンボルと位置付け、今後、国土交通省などと連携して整備を進める。18日、町議会東日本大震災災害復興特別委員会で事業方針を示した。
 「防災拠点道の駅ひろの」整備事業で、ヘリポートや防災広場に加え、情報提供施設、物流・地域振興施設、交流施設、駐車場、トイレを整備する計画。
 防災拠点として、停電時でも24時間サービス可能な発電設備、備蓄倉庫、飲料用貯水槽などの整備も視野に入れている。
 防災拠点としてだけでなく、6号国道を利用する福島第一原発の廃炉作業や除染作業などの関係者が避難することも可能になる。自衛隊、警察、消防などの後方支援拠点機能も持つ。また、場所が太平洋を望む高台にあるため、新たな観光スポットとして期待される。農産物の販売なども行うことで、町の魅力を発信できるメリットもある。
 町は震災で一時、全町民が避難した。現在はほぼ半数の約2500人が町内で生活している。町民の帰還をより促進する上で、安全・安心の確保に役立つ施設として期待されている。
 一方、国交省は道の駅の機能強化を図り、地方創生の拠点となる先駆的な取り組みをモデル箇所として選定する。今年度内に20~30カ所を選ぶ予定。選定されれば整備に関して関係省庁の各種補助を受けられる。
 町は、こうした国の事業採択も視野に、12月定例町議会に事業構想の委託費を計上する。

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