東日本大震災の復旧作業員や県外から働きに来る医療関係者の住宅不足解消のため、県は仮設住宅の空き部屋を宿舎として利用することを検討する。3日に南相馬市で開かれた相馬地方市町村長と内堀雅雄知事との意見交換会終了後、内堀知事が報道陣の質問に答えた。
内堀知事は仮設住宅の宿舎利用について、「本来の目的でない特殊な使い方になるので、(法制上の)整合性などをしっかりと検討する」と述べた。
このほか内堀知事は、東京電力福島第一原発事故に伴う避難地域について、県として将来像を明確に示す考えを示した。早ければ今月中に国、県、関係市町村の会合を開き、ビジョンづくりについて意見を交わす。
意見交換会には立谷秀清相馬市長、桜井勝延南相馬市長、加藤憲郎新地町長、菅野典雄飯舘村長が参加し、震災後の課題などについて話し合った。
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