東日本大震災アーカイブ

勿来市民運動場の利用が再開 震災がれきの搬出終え

再び利用できるようになった勿来市民運動場で野球の練習に励む子どもたち

 東日本大震災に伴うがれきの仮置き場となっていたいわき市山田町の勿来市民運動場は1日、利用を再開した。
 震災発生直後から市内南部のがれきが運び込まれ、大きな山が幾つもできた。その後、搬入と搬出を繰り返していたが、今年1月からは搬出のみになり、10月にはがれきを全て運び終えていた。
 同運動場で3日夜、市内の勿来少年野球教室のメンバーが練習に励んだ。根本政彦代表(67)は「3年8カ月は長かったが、ホームグラウンドに戻れてほっとした」と喜びを語った。