東京電力福島第一原発事故を受けた国際放射線防護委員会(ICRP)の対話集会「ダイアログセミナー」は6日、伊達市役所で始まった。7日まで。
今回が10回目で、テーマは「福島における伝統と文化の価値」。各分野の代表やICRP委員、菅野典雄飯舘村長、一般市民ら約80人が参加した。飯舘村外内地区に伝わる手踊りが実演され、参加者が興味深げに見入った。パネル討論では、伝統や文化が復興に与える意味について意見を交わした。
フランス・放射線防護原子力安全研究所のジャンフランソワ・レコンテさんは「伝統文化は地域住民の生き方を再認識させてくれる。継承していくべきだ」と語った。
7日は祭りと音楽を通した人のつながりについて討論する。
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