南相馬市立中央図書館の開館5周年を記念したライブラリーコンサートは6日、館内で開かれ、市民が豊かな音色に聞き入った。
コンサートは東日本大震災の発生後、復興支援事業として始まり、今回が4回目。開館記念事業として続けている。図書館の開館時と閉館時に放送される「幸福の鐘」と「希望の鐘」を作曲したピアニストの菅祥久さんと、ビオラの川口彩子さん、フルートの浦崎玲子さんを招いた。
今回は「名曲にひそむ文学の影」がテーマとなった。第1部では竹久夢二が作詞した「宵待草」、北原白秋作の「砂山」、ゲーテの「野ばら」などが詩情豊かに表現された。第2部ではショパンのワルツなどの他、クリスマスにちなんだ「アべマリア」なども披露した。
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