東日本大震災

「震災から3年9カ月」アーカイブ

  • Check

「風評払拭」挑戦続く 品質管理を徹底 東北協同乳業 加藤寛之さん

検査機に原料の生乳をセットする加藤さん

 牛乳やヨーグルトなどの乳製品の製造と販売を手掛ける本宮市の製乳メーカー東北協同乳業。製品の品質管理や消費者の相談窓口などの業務に当たる品質保証部長の加藤寛之さん(56)は震災後、風評被害との闘いを続けている。

 平成21年度に約53億円だった売上高は、震災後の平成25年度には、約40億円に減少した。特に全体の4割近くを占める牛乳の売り上げが激減。現在も震災前の半分ほどまで落ち込んだままだ。

 県内の学校給食に牛乳の使用が再開された平成23年4月、会社には毎日のように消費者からの不安や苦情が寄せられた。「危険な牛乳をなぜ作っているんだという電話を何度も受けた。自分たちが安全性を確認した製品が拒否されるのは本当に悲しかった」と振り返る。

 平成24年6月、同社は独自で放射能検査装置「ゲルマニウム半導体検出器」を導入。それ以降、原料の生乳と、製品化後の牛乳の両方を検査する二重の管理体制を敷いている。「本当の原発事故収束まで風評はやまないだろう。安全な製品を地道に作り続けることが風評払拭につながる」と信じる。

カテゴリー:震災から3年9カ月

「震災から3年9カ月」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧