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福島県の原子力災害オフサイトセンターが起工

楢葉のオフサイトセンター完成予想図

 原子力災害発生時の国、県、市町村の対策拠点として、県が楢葉町と南相馬市に建設する原子力災害対策センター(オフサイトセンター)のうち、楢葉町のセンター建設工事安全祈願祭・起工式は22日、楢葉南工業団地で行われた。南相馬市のセンター起工式は24日に行い、ともに平成28年4月の開所を目指す。
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で大熊町のセンターが高い放射線の影響などで使用不能になったことを教訓に建設する。ともに事務所の広さは約3570平方メートルで、大熊町のセンターの約3倍。鉄筋コンクリート2階建て、地下1階の免震構造で、壁の厚さを25センチにするなどして放射線防護対策を強化した。通信機能も多重化したほか、最大で220人が10日間活動できる食料を備蓄する倉庫も備える。ヘリポートも完備する。
 大熊町のセンターは第一原発からの距離が4キロ弱と近かった。楢葉町のセンターは第二原発から7・5キロ、第一原発からは21キロ、南相馬市のセンターは第一原発から25キロ、第二原発から35キロ離れている。
 楢葉町のセンターは主に第二原発、南相馬市のセンターは主に第一原発対応の最前線となる。南相馬市のセンターには、廃炉・汚染水対策に当たっている国の現地対策本部が置かれる見通し。
 村田文雄副知事、田谷聡福島復興局長、末永純一原子力規制庁福島第二原子力規制事務所副所長がくわ入れし工事の安全を祈願した。引き続き行われた起工式で村田副知事は「緊急時の対応拠点として重要な役割を担う。県民の安心・安全の確保に万全を期す」と述べた。松本幸英楢葉町長、宮本皓一富岡町長らが祝辞を述べた。

カテゴリー:福島第一原発事故

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