東京電力福島第一原発事故のため全域が避難区域となっている南相馬市小高区の相馬小高神社に伝わる神楽は1日、奉納された。 神楽を継承してきた片草青年団と八景神楽保存会が昨年、原発事故の発生後、初めて復活させた。今年も引き続き催した。 8人が市内外の避難先から集い、笛と太鼓に合わせ、勇壮な獅子舞を披露した。片草青年団の田中和哉団長(30)=同市原町区に避難中=は「古里の人たちに楽しんでもらえたら何より。来年以降も続けたい」と語った。
(2015/01/03 11:29)