東日本大震災アーカイブ

「一本松」を前に復興へ地域一丸 南相馬の鹿島

初日の出に照らされる「かしまの一本松」

 東日本大震災の津波に耐え残った南相馬市鹿島区南右田の「かしまの一本松」前で1日、初日の出祈願祭が行われた。
 同地区の保安林は一本松を除いて津波で流されたり、枯れたりした。祈願祭は復興のシンボルとなっている一本松の前で新年を迎えようと昨年から実施している。
 南相馬かしまの一本松を守る会の会員、地域住民ら約60人が参加した。神事を行い、五賀和雄会長らが玉串をささげた。初日の出に合わせ、参加者は万歳三唱し、地域の復興を願った。