震災で津波被害を受けた、いわき市の豊間地区の復興商店「とよマルシェ」は昨年12月20日にオープン以来、多くの利用客でにぎわっている。
「中華はまや(ラーメン・中華)」、「ベジタブルShiGA(野菜・牛乳・総菜・漬物など)」、「B&Bきゅういち(軽食・和食・宿泊)」、「ウロコジュウ(仕出し・鮮魚・浜みやげ)」の4店舗が再開した。
中華はまやの店主馬目正幸さん(62)は「懐かしい人たちが食べにきてくれてうれしい」と笑顔で話す。メニューの数はまだ震災前には戻っていないが「徐々に元通りにしたい」という。
15日にグランドオープン式典を行い、関係者がテープカットして開店を祝う。
市内では同じく津波被害に遭った久之浜地区で「浜風商店街」が営業を続けている。原発事故でほぼ全域が避難指示解除準備区域の楢葉町には仮設商業共同店舗「ここなら商店街」がある。
(カテゴリー:震災から3年10カ月)