東京電力福島第一原発の汚染水対策の柱となる凍土遮水壁について、山側遮水壁の凍結管などの設置が29日までに完了した。同日、経済産業省で開かれた政府の汚染水処理対策委員会で示された。 山側の凍土遮水壁で原子炉建屋周辺地下に設置する凍結管などは1264本で、全ての設置が終わった。委員会では、本格凍結の前段となる試験凍結の実施状況についても示され、「冷却システムが順調に稼働し、試験凍結箇所の周辺地盤温度は低下している」との報告があった。
(2015/07/31 13:21カテゴリー:福島第一原発事故)