郡山市は、除染で発生した汚染土壌の中間貯蔵施設への輸送拠点となる「積込場」を市内4カ所に整備する。平成27年度内に測量設計を始め、28年度内に搬入を開始する。25日、発表した。
整備するのは、いずれも市の公共施設で富久山クリーンセンター衛生処理センター、河内埋立処分場、東山霊園運動場、西田埋立処分場の敷地内。民家などで現場保管されている汚染土壌を、地区ごとに公園などでフレコンバッグ(除染用収納袋)に詰め込み積込場に搬入する。
市は市内で100万立方メートルの汚染土壌が発生すると見込んでいる。このうち70万立方メートルを積込場に持ち込み、環境省が中間貯蔵施設まで運ぶ。残る30万立方メートルについて、同省は仮置き場から中間貯蔵施設に直接、搬送する計画だ。
(カテゴリー:福島第一原発事故)