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知事が安全策提示を要望 富岡の指定廃棄物最終処分計画

望月環境相(左手前から2人目)に安全対策などを申し入れる(右手前から)松本町長、内堀知事、宮本町長

 東京電力福島第一原発事故で発生した指定廃棄物を富岡町の民間管理型処分場に埋め立てる環境省の最終処分計画をめぐり、内堀雅雄知事と富岡町の宮本皓一町長、施設の搬入路がある楢葉町の松本幸英町長は25日、県庁で望月義夫環境相と会談、施設の安全対策や地域振興策を具体的に示すよう申し入れた。
 内堀知事は、安全対策について(1)住民の不安を和らげるための対応策(2)施設管理の国の考え方(3)地元と結ぶ安全協定の内容と、地元行政区との安全協定の締結に関する考え方(4)搬入ルートの安全・環境対策-を示すよう要望した。
 さらに、富岡、楢葉両町が求める地域振興策に対する国の考え方、新設するとしている交付金の規模と内容を明らかにするよう求めた。両町の復旧・復興状況を踏まえ、責任を持って財源を確保するよう要望した。
 内堀知事らは「住民の声に真摯(しんし)に対応してほしい」と述べたのに対し、望月環境相は「地元自治体の声を受け止め、しっかりと対応していきたい」と応じた。
 会談には、浜田昌良復興副大臣、小里泰弘環境副大臣が同席した。申し入れの回答期限は設けられていない。
 政府は平成25年12月、放射性セシウムの濃度が1キロ当たり8000ベクレル超、10万ベクレル以下の汚泥や稲わらなどの廃棄物を富岡町の民間管理型処分場「フクシマエコテッククリーンセンター」で処分する計画を町側に伝えた。今年6月には、処分場を国有化し、新たな交付金を創設する方針を表明。環境省は富岡、楢葉両町民を対象に住民説明会を開催したが、反対意見が相次いだ。

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