郡山市のまめやの「せん豆」と桑折町の安斎醸造の「伊達の味かりんとう、熟ソースかりんとう」の菓子2点が14日にオーストリアのウィーンで開かれる国際原子力機関(IAEA)総会関連の日本政府主催レセプションで来場者に提供される。
輸出手続きなどを支援した日本貿易振興機構(JETRO)福島貿易情報センターが4日、発表した。
外務省が東日本大震災からの復興支援を目的に、被災した本県と宮城、岩手両県の3県から4社の菓子を選んだ。レセプションには加盟各国政府代表ら約150人が出席する。
まめやの「せん豆」は、県産を含め国産にこだわった3種類の大豆のいり豆と煎餅を組み合わせた。安田俊彦社長(57)は「大豆のおいしさを知ってほしい。風評払拭(ふっしょく)を期待する」と語った。
安斎醸造の「伊達の味かりんとう-」は同社のだし入りしょうゆ「伊達の味」と果物の甘みが広がる「熟ソース」で味付けした。安斎公一社長(51)は「県産しょうゆの魅力を広めたい。世界の人から味が認められることを願う」と話した。
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