東日本大震災

「福島第一原発事故」アーカイブ

  • Check

災害公営住宅50戸 29年4月までに整備 富岡町が拠点整備計画を策定

 東京電力福島第一原発事故で全町避難が続く富岡町は、町内の復興拠点の整備計画を策定した。複合商業施設と公設診療所を平成28年秋に開設するほか、最短の帰還時期としている29年4月までに災害公営住宅50戸を先行整備する目標などを盛り込んだ。
 11日、郡山市で開会した9月定例町議会で宮本皓一町長が明らかにした。整備概要のイメージは【図】の通り。復興拠点に位置づけているJR富岡駅から6号国道にかけた曲田・岡内地区と、町役場周辺を整備対象とした。町中心部の復興の形を具体的に示し、町民の帰還意識維持に結び付ける。
 複合商業施設は既存大型施設「富岡ショッピングプラザTom―とむ」を町が改修した上で複数の民間商業者に貸し出す方向だ。公設診療所は新たに約500平方メートルの建物を町が新設し、超音波やCT、X線の検査にも対応する。帰還開始時期に先立ち、買い物や医療の環境を整える。
 当初整備する災害公営住宅は一戸建てで、29年4月の入居開始を目指す。併せて集会施設や公園を設ける。その後、長屋形式の住宅なども建設する。デイサービスセンターは従来の民間施設を活用し、教育施設は富岡一小・一中の既存校舎を児童が使えるよう、29年3月までに改修する。
 路線バスを29年4月目標に運行開始し、復興拠点や町役場などを回る。いわき、相馬両市方面とを結ぶ復興支援バスの運行も目指す。JR富岡駅前には、29年1月までにバスロータリーや駐車場を建設。アーカイブ事業などに対応した施設整備も検討する。

カテゴリー:福島第一原発事故

「福島第一原発事故」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧