東日本大震災アーカイブ

浪江の絆踊りが保つ 武扇会福島で交流会

「祝賀の舞」で開幕を飾った師範と名取

 浪江町の日本民舞踊「武扇会」の交流会は4日、福島市土湯温泉町の向瀧で開かれ、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で避難中の会員が踊りを楽しんだ。
 会員の絆を保ち、稽古の成果を披露し合おうと、平成24年から毎年開いている。今回は県内外の避難先から約90人が参加した。師範と名取による「祝賀の舞」で幕を開け、練習拠点ごとに会員が舞を披露した。歌手紅晴美さんのショーも行った。
 武扇貴美会主(73)=福島市に避難中=は「集まることに意義がある。多くの会員が参加し、みんな喜んでくれた」と語った。

カテゴリー:福島第一原発事故