東京電力福島第一原発事故で発生した除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設内へのパイロット(試験)輸送をめぐり、環境省が双葉町の保管場への搬入を9月下旬から中断していることが15日、分かった。
施設運営を監視する第3者機関「環境安全委員会」が9月に開かれた際、委員から保管場の舗装を求める意見が出たため。
保管場は大熊、双葉両町に1カ所ずつある。大熊町側は地面がコンクリートで舗装されている一方、双葉町側は砂敷きになっている。大熊町の保管場は比較的線量が高く、作業員への影響を考慮して舗装したという。
同省は対応策が決まるまで、双葉町側への搬入を見合わせる方針。
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