東日本大震災アーカイブ

双葉、広野町長から要望 復興相支援に尽力の考え

遠藤広野町長(中央右)から要望書を受ける高木復興相(同左)

 高木毅復興相は9日、いわき市の双葉町役場いわき事務所で伊沢史朗双葉町長、広野町役場で遠藤智広野町長とそれぞれ意見交換した。広野町役場での意見交換後、高木復興相は「両町長から真摯(しんし)で切実な要望を頂いた。復興庁としてそうした要望に応えていきたい」と語り、支援に全力を挙げる考えをあらためて示した。
 双葉町いわき事務所では、伊沢町長が復興拠点と常磐自動車道双葉インターチェンジ(仮称)の早期整備、復興祈念公園の整備などを求める要望書を手渡した。早期に双葉町の現状を視察するよう求めた。
 広野町役場では、遠藤町長が復興財源の確保、被災者の生活や事業再建への支援、賠償格差の整合性の確保、高速道路無料措置の継続やJR常磐線の早期全線復旧などを訴えた。いずれも冒頭以外、非公開で行われた。
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 高木復興相は自らの政治資金問題と進退について、「説明責任をしっかりと果たしていきたい。復興大臣としての職責を全うすることが責任の果たし方」と述べた。

カテゴリー:福島第一原発事故