環境省は10日、東京電力福島第一原発事故に伴う除染廃棄物を保管している玉川村の仮置き場から大熊町にある中間貯蔵施設予定地の保管場に向けて廃棄物の試験輸送を始めた。
仮置き場には住宅除染などで出た廃棄物が入ったフレコンバッグ(除染用収納袋)約1000袋(約1000立方メートル)が保管されている。初日は10トントラック5台で運び出した。15台が稼働し、1台当たり6袋程度を積んで1日1往復する。1カ月程度で完了する見通し。
トラックはあぶくま高原道路、磐越、常磐の両自動車道を経て大熊町に向かう。走行距離は約115キロ。
県内の試験輸送の開始は23市町村目。
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