東京電力は17日、福島第一原発の建屋に流れ込む前に地下水をくみ上げ、汚染水を減らす「地下水バイパス」のくみ上げポンプの稼働が一時、停止したと発表した。
東電によると、16日午後11時55分ごろ、設備点検のため、ポンプを制御するA、B、Cの電源3系統のうち、B系統の電源を停止した。停止後、異常を知らせる警報が鳴り、AとC系統のポンプ5台の稼働が止まったという。B系統の電源が停止し、通信異常の信号が発生したのが原因という。
停止したポンプ5台は約4時間後に全て再起動した。
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