県内の若手農業者が食と農業振興をテーマに意見を交わす「ふくしまの未来を育む」は19日、福島市の民報ビルで開かれた。参加者は農業を通して、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興に貢献する決意を新たにした。
県農業青年クラブ連絡協議会の伊藤広明さんと設楽哲也さん、安斎果樹園の安斎忠幸さん、北信農業後継者会の水野圭悟さんがそれぞれ活動事例を発表した後、福島大経済経営学類の林薫平特任准教授を座長に意見交換した。林特任准教授が「これからの福島県農業を盛り立てる若い力、地域の力」と題し講演した。
福島民報社が新規就農者や若手農業従事者の交流を目的に企画し、約50人が参加した。真田裕久広告局次長があいさつした。
県産食材を囲んでの交流会も開かれ、参加者は新鮮な農産物を味わいながら、未来に向けて思いを語り合った。
(カテゴリー:福島第一原発事故)