棚倉町は町外在住者に町の良さを広くPRしてもらう「たなぐら応援大使」を創設した。20日、初めて認定証を交付し、25人の大使が誕生した。
東京都内で、湯座一平町長が大使第1号の斎藤敏一さんに認定証と認定バッジ、名刺を手渡した。斎藤さんは全国でフィットネスクラブを展開する「ルネサンス(本社・東京都)」の会長で、平成2年にオープンした町内のスポーツリゾート施設「ルネサンス棚倉」の事業化に関わった縁がある。高崎尚樹同社取締役常務執行役員も第2号で大使となった。
この日は町出身、ゆかりの首都圏在住者でつくる「東京棚倉会」の総会も都内であり、湯座町長が坂田好之東京棚倉会長らに大使の認定証などを贈った。
大使は町の産品を積極的に消費し、産業振興に有益な情報提供や町外イベントの手伝いなどで協力する。町は歴史ある名所を「小京都」として売り込んでおり、大使の働き掛けで東京電力福島第一原発事故からの復興、観光振興や産品の風評払拭(ふっしょく)にもつなげたい考え。さらに大使の募集を進める。湯座町長は「町のファンが全国的に広がることに期待したい」とし、斎藤会長は「健康とスポーツをテーマにした町づくりに協力したい」と話した。
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