東日本大震災

「福島第一原発事故」アーカイブ

  • Check

地元再開6割前向き 双葉郡内医療機関

 県は19日、東京電力福島第一原発事故で休業している双葉郡内の医療機関から今後5年間での診療再開について考えを聞いたアンケート結果を公表した。回答した35施設のうち6施設が「再開する」と回答した。14施設は「条件が整えば地元町村で再開したい」としており、約6割に当たる20施設が診療開始に前向きな姿勢を示した。

 県庁で開かれた双葉郡の医療体制を考える検討会で明らかにした。アンケートは10月、広野町と川内村を除く6町村にある公立・民間の5つの病院、40の医科診療所、25の歯科診療所の計70施設を対象に行った。このうち、4つの病院、19の医科診療所、12の歯科診療所の計35施設から回答を得た。
 調査結果は【表】の通り。入院患者の受け入れが可能で地域医療の拠点となる病院は4施設のうち1施設が「再開する」、3施設が「条件が整えば地元町村で再開したい」とした。
 医科診療所、歯科診療所を含め「条件が整えば再開したい」と答えた14施設に、再開の条件を複数回答で聞いた。最も多かったのは「住民帰還」で13施設。次いで「生活インフラ復旧・整備」10施設、「除染の完了」9施設と続いた。
 「地元町村以外で再開する」「再開しない」と回答したのは各3施設。「わからない(未定)」は9施設だった。
 県は今回の調査結果を踏まえ、双葉郡内の医療再生に向けた対策を練る。再開した診療所への医師・看護師の派遣、在宅医療の支援などを想定している。

カテゴリー:福島第一原発事故

「福島第一原発事故」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧