スポーツ庁は11日、小学5年生と中学2年生対象の「平成27年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」(全国体力テスト)の結果を発表した。合計平均点は県内の小学5年女子が全国平均を上回ったほか、調査した両学年男女全てで前年度の県平均を上回った。
握力や上体起こしなど8種目の結果を点数化して集計した。学年男女別の合計平均点は【表】の通り。小学5年の女子が55・23点で、全国平均を0・04点上回った。全国平均を上回るのは全ての公立小中学校を対象に調査を始めた平成25年度以降初めて。
県教委は「東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で低下した運動能力が少しずつ回復している」と分析している。
調査は4月から7月末にかけて全国で行われた。県内の対象は公立小学校464校の5年生1万6211人と中学校232校の2年生1万7162人。
(カテゴリー:福島第一原発事故)